TOP > FIVBワールドカップ2011 日本の結果
>> 女子の試合結果
1位 | ロシア |
2位 | ポーランド |
3位 | ブラジル |
4位 | イタリア |
5位 | キューバ |
6位 | アメリカ |
7位 | アルゼンチン |
8位 | セルビア |
9位 | イラン |
10位 | 日本 |
11位 | 中国 |
12位 | エジプト |
MVP | マキシム・ミハイロフ(ロシア) |
ベストスパイカー | アハメド・アブデルハイ(エジプト) |
ベストブロッカー | マルチン・モジジョネック(ポーランド) |
ベストサーバー | クリスティアン・サバーニ(イタリア) |
ベストリベロ | 任 琦(中国) |
ベストレシーバー | セルジオ・サントス(ブラジル) |
ベストセッター | ルチアノ・デセッコ(アルゼンチン) |
ベストスコアラー | フェルナンド・エルナンデス(キューバ) |
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
日本 2勝9敗 |
0 | 21 | 19 | 22 | - | - |
ブラジル
8勝3敗 |
3 | 25 | 25 | 25 | - | - |
福澤 達哉 | 清水 邦広 | 松本 慶彦 | |||||
山村 宏太 | 宇佐美 大輔 |
米山 裕太 | 田辺 修 (リベロ) |
○試合後コメント
植田辰哉監督:
世界一のチームに対し、1点を取るために多くのエネルギーが必要だと痛感した。もう一歩上にいくためにはサーブをもっと改良しなければならない。大会を通して、レシーブ面は対等に戦えたと思う。アタックでの切り替えなど修正していかなければいけない点もある。世界の12位までのチームとぶつかったが、戦い抜いてくれた選手たちを褒めてあげたい。
宇佐美大輔選手:
ブラジルはコンビバレーの面で目標にしていたチームで、やはり強かった。相手の強いサーブ、ブロックとの駆け引きの部分で勉強になった。終盤でのミスも反省点だが、収穫と大きな課題が明確に出た大会だった。
清水邦広選手:
今日は中盤までいいバレーをした。ブロックとレシーブでブラジルよりいいプレーもあった。今大会を通じ、自分の課題が多くあり、これからは初心に帰って修正していきたい。次にチームへ戻ってくる時はいい働きをしたい。
松本慶彦選手:
個人的にはクイック面で世界一のブロックに通じなかった。どうすればブラジルのブロックを抜けられるかなど考えたい。今日も勝てなかったのはチーム全体のメンタル面に原因がある。1点を取りにいく意志の疎通がしっかりしていれば、もっといいバレーができていたかも。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
日本 2勝8敗 |
0 | 22 | 24 | 22 | - | - |
イタリア
7勝3敗 |
3 | 25 | 26 | 25 | - | - |
石島 雄介 | 清水 邦広 | 松本 慶彦 | |||||
山村 宏太 | 宇佐美 大輔 |
福澤 達哉 | 田辺 修 (リベロ) |
植田辰哉監督:
1、2セットは自分たちのリズムで運べたと思う。大会を通じて大事にしていた1点を取り切れていないが、手応えを感じている部分はある。今日は清水のミスが目立ったが、(ロンドン行きに向けた)世界最終予選までには、本人が反省し、狭いラインを狙い打つ技術を身につけてもらいたい。
宇佐美大輔選手:
(各セットの)終盤を乗り越えるためには、すぐにはできるものではないが、これまでの経験や練習で培ってきたものを試合でその通り出せるようにしなければならないだろう。個人個人が自分に厳しく、この1点を取るんだという気持ちを強くしないといけない。これからは最後までそういう気持ちを続けることだ。
福澤達哉選手:
今日は内容的に良かったと思う。自分たちのバレーができていたが、最後の勝負所で、こちらがバタバタしてしまった。あわてずに1本をきっちり取りにいく精神力を身につけなければならない。清水の負担を軽くするために、自ら真ん中に絡んで日本のいい形を模索していきたい。ブラジルとの最終戦はとにかくミスのないプレーをして、何とか食いついていければと思う。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
日本 2勝7敗 |
0 | 23 | 16 | 23 | - | - |
ロシア
8勝1敗 |
3 | 25 | 25 | 25 | - | - |
石島 雄介 | 清水 邦広 | 鈴木 寛史 | |||||
山村 宏太 | 阿部 裕太 | 福澤 達哉 | 田辺 修 (リベロ) |
植田辰哉監督:
1セット目がすべて。とても悔しい。ロシアのサーブと日本のレセプションの差が20点以降に出てしまった。残り3試合で選手と確認し合ったことは攻撃面、守備面、そしてサーブでの課題を明確にして戦うこと。メンタル面もしっかりすれば、ランキング上位チームとでも勝てるという強い気持ちが持てる。
清水邦広選手:
最後までいいプレーをしようと努力したが、勝つことができなかった。1セット目と3セット目は相手を追い詰めたが、自分のサーブミスや相手のブロックに遭ってしまった。あそこを粘り強く我慢すれば勝てる。反省して明日のイタリア戦はしっかり視野を広く持って臨みたい。
福澤達哉選手:
1、3セットは日本のペースだったのに、20点以降の戦いぶりでしのぎ切れなかった。相手は高さとパワーを持つ強力なチームだが、選手たちは到底太刀打ちできないという気持ちはなかった。逆に日本のディフェンスの良さが出ていたし、いい時のプレーをしていれば(セットを)取れていた。残り2戦は相手を苦しめたい。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
日本 2勝6敗 |
0 | 37 | 16 | 15 | - | - |
アメリカ
4勝4敗 |
3 | 39 | 25 | 25 | - | - |
福澤 達哉 | 清水 邦広 | 松本 慶彦 | |||||
山村 宏太 | 宇佐美 大輔 |
八子 大輔 | 永野 健 (リベロ) |
植田辰哉監督:
1セット目は立ち上がりから攻め切れたところもあったが、それを最後まで持続できなかったのは残念。2セット目以降、アメリカのサーブとブロックにやられ、自分たちのリズムでプレーできなかった。気持を切り替えて東京での3連戦に集中できるようにしたい。
宇佐美大輔選手:
1セット目、ああいうデュースの試合を競り勝てなかったことが大きな敗因の1つだと思う。サイドアウトをしっかり取れないと、2セット目以降のような展開になってしまうので、がまんしてやらないといけない。
福澤達哉選手:
スタートから起用された意図をくみ取って、苦しい場面で清水だけに頼らず決め切れたところもあった。しかし、最終的にサーブで狙われてがまんし切れなかった。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
日本 2勝5敗 |
3 | 25 | 25 | 26 | - | - |
中国
0勝7敗 |
0 | 23 | 20 | 24 | - | - |
石島 雄介 | 清水 邦広 | 松本 慶彦 | |||||
山村 宏太 | 宇佐美 大輔 |
米山 裕太 | 永野 健 (リベロ) |
植田辰哉監督:
まず、二連勝できたことがチームにとって大きなプラスになる。相手は平均身長で10㎝ほど高いが、特にレシーブでよくつなぎ、選手たちが頑張った。厳しい試合を、粘って勝ち切ったことは大きな成果になったと思う。
松本慶彦選手:
チームのみんながパスを返してくれて、宇佐美さんもいいところで使ってくれたので、これまでずっと打数は少なかったが、今日、活躍できてよかった。しかし、ブロックはまだまだ本数を増やしていかないといけない。
石島雄介選手:
相手に向かっていく、アグレッシブに攻める姿勢がこういう形につながった。自分はみんなに助けられているので、力になれるよう、明日もチャレンジャー精神でいい試合をしたい。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
日本 1勝5敗 |
3 | 27 | 25 | 25 | 25 | - |
エジプト
1勝5敗 |
1 | 29 | 17 | 23 | 12 | - |
宇佐美 大輔 |
山村 宏太 | 石島 雄介 | |||||
米山 裕太 | 松本 慶彦 | 清水 邦広 | 永野 健 (リベロ) |
○試合後コメント
植田辰哉監督:
これまでフルセットなど苦しいゲームもあったが、今日は1セット取られてからよく選手たちが勝ち切ってくれた。チームとしてレセプションが崩れなかったのが大きな要因だったと思う。
宇佐美大輔選手:
勝てない試合が続いたため、1セット目はチーム全体で勝ちたいという気持が強過ぎて、少し硬さが出てしまった。しかし2セット目以降は、その気持が充実して、チームに勢いをもたらしたのでよかった。
清水邦広選手:
悔しい戦いの中で、勝つことができたのは皆さんの応援のおかげ。皆がつないで、上がってきたボールは全部決めよう、と思って打ったが、まだまだ苦しい場面で決め切れないところがあったので、たくさん決められるようにしたい。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
日本 0勝5敗 |
1 | 25 | 21 | 19 | 18 | - |
ポーランド
4勝1敗 |
3 | 23 | 25 | 25 | 25 | - |
鈴木 寛史 | 石島 雄介 | 清水 邦広 | |||||
阿部 裕太 | 八子 大輔 | 松本 慶彦 | 永野 健 (リベロ) |
○試合後コメント
植田辰哉監督: ポーランドは世界屈指の高さを持つオフェンス力のあるチーム。そのためにサーブ、ブロック、ディグこのトータル的なディフェンスを大胆に取り入れる戦術をとったが、それ以上の高さとパワーに押し切られたという印象だった。
宇佐美大輔選手: 1セット目はサーブレシーブも我慢をしながらいいバレーができた。2セット目以降、流れがポーランドに傾き、途中からコートに立ったが流れ変えらなかった。
八子大輔選手: 1セット目、終盤も粘りが出て競り勝てたのはよかったが、段々サーブレシーブ、サーブミスも多くなり相手のペースにもっていかれてしまった。個人的にもサーブミスも多くサーブレシーブで狙われて返せないという場面もあり、悔しい。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
日本 0勝4敗 |
2 | 21 | 22 | 25 | 25 | 12 |
セルビア
1勝3敗 |
3 | 25 | 25 | 18 | 22 | 15 |
石島 雄介 | 清水 邦広 | 松本 慶彦 | |||||
山村 宏太 | 阿部 裕太 | 福澤 達哉 | 永野 健 (リベロ) |
植田辰哉監督: 昨日までの効果率を考え、サーブの戦術を返してジャンプフローターを多くした。ブロックに関してはこれまで4試合を通して、触っている本数はある。今日はシャットアウトが取れたが、切り返しで決め切れなかった。そこが勝敗を分けたポイントだった。
石島雄介選手: 1、2セット目がカギだった。途中から入った選手がいい流れを引き寄せてくれた。スタートから入る7人が会場と一体となって戦い、相手を飲み込む力があったと思う。
横田一義選手: スタッフから出ている的確な指示にプラスして必要な自分たちの力が終盤で足りていなかった。今日の負けをしっかり受け止めて、次につなげていきたい。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
日本 0勝3敗 |
0 | 21 | 23 | 22 | - | - |
キューバ
2勝1敗 |
3 | 25 | 25 | 25 | - | - |
福澤 達哉 | 清水 邦広 | 松本 慶彦 | |||||
山村 宏太 | 宇佐美 大輔 |
米山 裕太 | 永野 健 (リベロ) |
植田辰哉監督: 1セット目から我々のペースで、前半3、4点のリードを保ちながら進んだ。サーブの狙いどころやマッチアップは機能していたが、後半の勝負所で、サーブとレセプションに関して差が出たと思う。
宇佐美大輔選手: 相手の強いサーブに対する対応が悪かった。勝負所でこらえきれるチームになっていくためにも、この経験を次に生かせるように頑張りたい。
八子大輔選手: 勝負所で、決め切れなかったことが敗因。スパイクに関してはだいぶ自分が思ったとおりに打てるようになってきたが、二段トスなど苦しい場面で簡単にブロックされてしまった。もっと冷静になってリバウンドを取ってつなげるようなプレーしたい。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
日本 0勝2敗 |
2 | 22 | 25 | 25 | 15 | 12 |
アルゼンチン
2勝0敗 |
3 | 25 | 21 | 11 | 25 | 15 |
八子 大輔 | 清水 邦広 | 松本 慶彦 | |||||
山村 宏太 | 宇佐美 大輔 |
福澤 達哉 | 永野 健 (リベロ) |
○試合後コメント
植田辰哉監督:今日は前半、サーブとブロックの戦術が機能したが、4、5セット目はサーブレシーブが乱れたことで相手のブロックに攻撃を止められてしまった。明日はサーブの狙いどころ、ブロックとディフェンスの関係、試合運びをうまくして、必ず勝ちたい。
宇佐美大輔選手:サーブレシーブが昨日より落ち着いていたが、5セット目、サーブミスもこちらのほうが多くアルゼンチンのほうがしっかり狙いを定め冷静に攻めてきていた。
福澤達哉選手:日本が2セット先取してからの逆転負け、ミーティング通りのプレーができた部分もあったが、勢いに乗って取りきれるところでミスが出て取り切れなかった。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
日本 0勝1敗 |
1 | 25 | 20 | 23 | 15 | - |
イラン
1勝0敗 |
3 | 17 | 25 | 25 | 25 | - |
清水 邦広 | 松本 慶彦 | 福澤 達哉 | |||||
石島 雄介 | 山村 宏太 | 宇佐美 大輔 |
永野 健 (リベロ) |
○試合後コメント
植田辰哉監督:1セット目は戦術がうまくはまり、2、3セットまでは起用した選手がうまく機能したが、相手のサーブが走り始めてパス(レセプション)が崩れ、3セット目の勝負どころ23-22の場面で決めきれなかったのが大きな敗因。気持を切り替えて戦いたい。
宇佐美大輔選手:1セット目はこちらの思うような形にはめこめたが、2セット目以降、相手の形になっていったところを今のチームで踏ん張りきれななかったのが悔しい。劣勢のときに我慢できるかがカギになる。サーブレシーブから攻めるバレーをしていきたい。
清水邦広選手:2セット目以降、スパイクやサーブの自分たちのミスで失点してセットを取られ、このような形になってしまった。もう一回修正して明日から頑張りたい。